私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

本日の国会図書館

閑話休題
と、閑話休題から入る文など聞いたことはないけど、まあ、勝手次第のブログでもあるしよしとしよう。

以前に見つけたレストラン「赤トンボ」。トラックバック先がその記事。
親父にカレーを送ってあげたら、懐かしく思ってもらえるかなと、永田町(平河町)の都道府県会館へ。

「あれ?ないや」
若年性なんたら症になったかと一瞬不安に…。
赤トンボがない。懐かしの看板もない。
場所を間違えたのかと思い、23往復。
「自分の名前は言えるし、時計も書けるから若年性何たら症ではないはず」と思い直して、携帯でチェック。

なんと、6月で閉店したそう。一足どころか二足違い。
食べておけばよかった。
親父には送れない旨をメールしたけど重ね重ね残念。

さて、本題に。

落胆の残滓を引きずり、左手に魔窟の自民党本部とあべちゃんのポスターを見ながら国会図書館へ、トボトボと。

本日の調査依頼対象は渋沢栄一翁。
資料がたくさん残っている人物の調査はやり易くて良いですね。
渋沢翁自ら作った竜門社の雑誌いくつかと青淵百話を貸し出してもらい、コピーをとります。
そして次の資料のコピーの待ち時間にそれらの文献を斜め読み。

しかし、ついこの間の人なのになんとすばらしいことを述べているか。
今の政治家や経営者に本をすりつぶして煎じて飲ませたいくらい。

意訳すると「道徳や道理に反した行為をやって、たとえ一時だけ富んだとしても、必ずそのつけがくる、だから私は自分の心にうそをつく経営は行わない」とのこと。
こういう考えに接すると私も襟を正さねばと思います。

二度目の閑話休題
閑話休題ばかりで枝道落語ではないんだから(笑)

いつもは無機質で事務的な国会図書館内の風景。
今日は違いました。
学生さんが論文の資料を集めているのか、館内年齢がやたら若い。
女子学生の割合が多くて、加えてみな可愛い。
これを眼福といわずして何が幸せか…
おかげで目移り至極、気が散って渋沢翁の良書も上の空。
普段は年配者のたまり場になっている国会図書館の違う一面を見せてもらいました。

話はやっと元に戻ります。

私は、一貫してTPP反対です。
農業王国の北海道出身ということもありますし、私の母の実家も農家でした。
確かに、日本の農業経営のコストは高すぎ、それゆえに生産物の価格も高くなっています。
この根本原因は農家に寄生している農協やその他の農業団体のせいなのです。

田舎の閉鎖的な暮らしは楽ではありません。
市場価格の三倍もの値段の原材料を、かの農業団体から押し付けられようと農家はその条件を飲むしかないのです。ちょっとお金ができると新しい機器の導入を薦められます。農家は苦悩します。拒否すればその地域でつまはじきにあいますので。

田舎でつまはじきに遭うといいうことは生活できなくなるということを意味しています。この病理を取り除かずに安易にTPPに参加、関税撤廃などと呆けたことを考えている政府も経済団体も大嫌いです。
農家は寄生虫たちに髄の髄まで搾り取られ、最後にはなくなってしまうでしょう。

水の利権さえ中国に握られ掛けている本邦。
その上主食まで差し出すつもりなのでしょうか。
相手国が売ると言っているうちは良いけれど、いずれ食料は取り合いになるはずです。そのときに日本という国家はどうやって国民の生命を守るのでしょうか。
食料強奪戦争をどのように切り抜けるのでしょうか。

渋沢栄一翁に聞いてみたいです。
あなたならTPPをどう思いますかと。