私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

人員採用に関してたまにはまじめな話でも…

人材コンサルタントの立場から、たまにはまじめな話も書きたいと思います。
それは求人広告に関して多くの経営者や管理職が勘違いしていることです。
大手、中小、企業規模は違えど、まだそんな考え方でいたんだと思えるような人が山のようにいること。
 
あなたも笑ってはいられませんよ。おそらく間違っているからです。
 
以下は経営陣と採用担当との会話だと思ってください。
 
「おい、君。このあいだ出した人員採用の広告についてはどうかね」
「はぁ、あまり芳しくはないですね、300通くらいしか応募がありません」
「それは少ないな。そんなに少ない原因はなんだと思う?」
 
この会話こそが、社内でとんでもない勘違いを引き起こしているとわかる経営者は幸いです。すぐに改善しましょう。
 
たとえば、人員募集しているポストが倍の600もあるなら別です。
ただ、いまどきそんな企業はないと思いますが。
 
せいぜい、一人か二人採用したいだけでしょう?
どうしてそんなに、応募数を稼ぎたいのか、人事の現場でコンサルタントをしている身としては、理解に苦しみます。
 
たった一人の応募でも、それが、求人しているポストにパーフェクトマッチしているなら、その人を採用すればすべて幸福裏に終結します。
 
が、なぜか、AKB48の投票のようにたくさんの応募が必要と思っている経営者や管理職の多きこと多きこと。
 
大網を打って雑魚を得るか、一本釣りで大物を得るか。
日本の経営者は、再考すべき時期にさしかかっていると思いますよ。
 
応募の数だけで判断する人事は本当にあなたの会社にとってプラスなんでしょうか?