私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

手書きのエントリーシート・履歴書???

就職活動中の皆様、ご苦労様です。
 
この時期は内定もらって安心顔の学生さんもいれば、いまだリクルートスーツで企業訪問されてる方なども沢山おられるようですね。
 
ご苦労様です。
 
さて、内定者もそうでない方も不思議に思ったことはありませんか?
 
エントリーシートや履歴書は手書きのものを提出せよという会社があることを。
 
10年以上企業経営や企業再生コンサルタントに携わった私からみても、とても不思議な要求です。
それらの会社経営者の側の説明としては手書き文字で人柄が分かるとか教養の程度が分かるとかいうことらしいのですが。
 
はっきり言って、前時代的です。
そういう会社に限って、社内公用語は今後英語だといってるところも少なくありません。
 
企業再生に携わった人間の目から見るとこういう会社は大変奇異に感じます。果たして、将来性はあるのかと?
 
いまだに内定をもらっていない大学生は必死です。
何とか少しでも世間の評判がよい会社に認めてもらえれればと思い、手書きのエントリーシートや履歴書をせっせと送っているわけですよね。
 
ですがこの際です。一度立ち止まって考えて見ましょう。
手書きの書類を要求するような旧態依然とした会社に将来はあるのか?
 
私は断言します。そんな会社はまもなく消滅するでしょう。倒産が確実に約束されています。
 
いま、会社内で正式なものとして手書き文書を要求されることは98パーセントありません。まして社内公用語を英語にしたいという会社なら、少なくともタイプライティングしたものを持ってくるよう指示されます。(タイプライターは既に前時代なので必ずワード文書になります)
 
残りの2%はBtoCの会社の場合に顧客に安心感を与えるため、送る書簡をわざわざ手書きにしているなどのケース。
そのほかに手書き文書が必要なのは辞表くらいでしょう(笑)
 
そんな社内事情なのになぜ就職のときだけなぜ手書き文書を持って来いというのでしょうか。理解に苦しみますが、これも圧迫面接という名の下にストレス解消を許している会社があるくらいですから仕方ないことなのでしょうね。
 
ただ、今一度考えてみてください。
意味のない仕事をさせる、そんな会社が本当に伸びると思いますか?
 
もしも、まだ内定をもらっていない方でこの記事を読んで考えるだけの余裕がある人は幸いだと思ってください。
手書きを強要する会社に本当に将来はあるか。
そこに擦り寄って就職するだけの価値のある会社か?
 
再度考えてからエントリーをしてみたほうがよいと思います。
あわてる必要はありません。
今から再考するのも遅くはないのです。