Quality and Quantity
日本人は男女問わずとにかく器用。
生活の全般を問題なくこなしている。
特に、家内の事はほとんど自分たちでやりくりできる。
実は、この体験こそが日本のブラック職場の病理だということの指摘はあまりない。
「私だってできるんだから」「私だってやったんだから」
大多数のお母さんはこのように口をそろえて言う。
確かに、身近な親族に対しては自分でもできる、自分でもやったという自負が大きいだろう。
育児や介護、「私だってやったんかだら」と…
翻って、対象者は人数はというと、一人とか二人とか。
そんな浅い経験で育児や介護の仕事を語っているケースがほとんど。
ただ、それが理解できない。お母さんたちの理解力の限界です。
自分でもできたことに多額の報酬を払う必要がないと考える人がどんなに多いことか。
確かにお母さんにはお姑さんの老後を介護した経験はあるでしょう。けれどお姑さんのような症状の老人30人をいっぺんに介護した経験はあるのでしょうか。
あるはずないですよね。
それなのに、同じ物差しで給料を図る。
「私でもできること」なのに、高い費用を払う必要がない。
ほとんどのお母さんはそう思っているのでしょう。
同じく、
私でもできる配膳に高い給料を払う必要なない。
私にもできる保育に高い費用を払う必要はない。
私にもできる清掃に何故高いお金を払うのか?
Quality and Quantity を理解できないお母さん方。
一度、その仕事についてみるとよいと思います。
開眼しますよ。