原発縮減の方向については足の折れたアヒルが叫ぶより、国民が冷静に論議を交わして方向性を決めてゆくべきであろう。
それよりも、直近の問題として、これほど大量に発生した放射能汚染物質をどう処理するかだ。
国民の生命の安全と財産の保全を図る義務を負っているのは日本政府。
しかし原発事故から4ヶ月も経っているのに処分方法になんら具体案が示されていない。
瓦礫、汚染水、牧草、野菜、果物、土壌、焼却灰、汚泥、殺処分家畜、廃屋。
直ちに手をつけないといけないものがこんなにある。
処理しなくてはならない量さえ把握できていないのだから方針が出せるわけがない。
首相は偉そうなことを言う前にこれらをどうするか。
現実逃避せず、もっと目前の問題に真剣に取り組んでほしい。