私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

Once upon a time in HongKong

初めて香港にわたったのは1985年。
今から27年前。
香港は近代化の直前で、もちろん九龍城も健在の頃。
 
先日偶然テレビでチムサッツイの風景を見て懐かしく思い出した。
 
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ビルすれすれに飛んで着陸した飛行機を降りるとベッタリした空気。
空港からバスに乗ってチムサッツイへ。
 
香港YMCAもまだ古くて味のある時代物のビルで。
YMCAの安いけど本格的なインド料理に満足だった。
部屋はDOM。確か80HKDだったか、110HKDだったか・・・
 
岬から海に突き出た散策路には夕方になるとフィリピンの女性がたくさん涼みにきていた。
後で聞いてみると、アマという女中さんたちで出稼ぎに来ているのだという。
 
向かいの香港島にはまだコピーのMITAの電飾が健在だった。
地下鉄も出来たばかりで、出口にはプラスチックのカップに小銭を入れてカシャカシャ振っている物乞いがいた頃。
いつかは島のてっぺんに家を買ってみせるなんて無謀な夢を見ていた私。
 
その夜は結局DOMには泊まらなかった。夜通しカントンロのディスコで踊り明かしていたから。名前は確かブルーライオンだったような気がする。
天井から定期的に消臭剤入りの霧が降ってくる不思議な場所だった。
 
夜にモンコクを歩いているとヤップンムイ(日本妹)という看板がやたら目についたっけ。
 
今の香港は綺麗だけど、つまらなくなってしまった気がする。