竹島について2
西欧諸国はその後、19世紀まで鬱陵島をArgonaut島と呼んでいました。
Date:
1826
Short Title:
Carte Generale de l'Empire Chinois.
Publisher:
Vivien de St Martin, L. Paris
Copyright ?2012 Cartography Associates.
1826年当時の地図にもArgonaut島が載っています。
同じ頃の地図で国境が描かれているものがあります。
Date:
1875
Short Title:
China (Ostl. Theil), Korea Und Japan.
Publisher:
Justus Perthes Gotha
Copyright ?2012 Cartography Associates.
これは明らかに間違いで日本は江戸時代に鬱陵島の領有権を朝鮮王朝へ譲り渡しております。1875年といえばすでに明治8年なので領有権の主張は行っておりません。
この地図はドイツのものですが、興味深いのはマツシマ(鬱陵島)がダゲレ(Dagelet)島となっていることです。二つ上の地図でDagelet島は本来の鬱陵島(Argonaut)から南東に下ったところにあります。Argonaut島の南東にあるDagelet島こそ、現在日本が所有し、韓国が不法占拠をしている竹島です。
竹島はドイツの地図上で、フランスではLiancourt、イギリスではHounetと呼ばれていると記載があります。このあたりからすでにドイツ人は混乱を始めています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E4%BC%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%83%BC
それでもドイツ海軍にはDagelet島より東は日本の物という認識があったのでしょう。Dagelet島だと誤認した鬱陵島の西に領海線を入れたのはわからないでも有りません。
(続く)