私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

誠に残念ですが・・・

中京大入試センターによると、2007年度から全国で初めてネット出願を導入し、11年度からネット出願者の受験料を5千円安くする「ネット割」を始めた。
 さらに、センター試験を利用するなど三つの受験方式を組み合わせると最大7万円が2万5千円になる「3受験パック」も導入。紙の願書を点検する手間が省けて人件費を抑えることで、受験料を安くできたという。
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実態は分かっているのにこういう記事を配信してしまう朝日新聞も落ちぶれたものだと言うことはさておいて、大学にとって願書の収入、受験料の収入というのは基幹をなす収入源であり、これを値引いたり無料化したりするのは企業が闇金融に手を出すのと同じだと思ったほうがよい。

台所が火の車で、経営が自転車操業だから明日のための日銭を稼がないとならないので止むを得ず受験料を下げたというのが実態で、受験料を安くできたという事実はなく、単に切羽詰っての決定であろう。

2000年が始まる頃、「全入時代に突入して大変なことになりますよ」と発した私の警告をまともに取り合った大学はごく少数。

その少数でさえ「分かってはいるが学内での教職員の反発が・・・」といって尻込みし改革に着手できなかったところがほとんど。

この先10年で経営破たんをきたす学校法人がどれほどの数になるか。想像するだけで恐ろしい。

なぜなら、学校には将来の日本を背負う若者を育てるという義務があるはずなのだから。