私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

対馬の仏像(続)

韓国の大臣が、韓国人が盗み取った仏像は日本に返すべきだと発言したとして物議を醸している。
先にも述べたように、李氏時代、朝鮮では大々的な仏教排除運動が起こり、危険を感じた朝鮮僧たちがこぞって日本に渡来してきた。

その際に携えてきたのが、ご本尊の仏像である。
身に変えても守らねばと考えるのは現代の僧も当時の僧も同じである。

おかげで、日本海側の寺院には朝鮮由来の仏像が多い。
寄託されたからである。

私は、寄託されたものはいずれ返すべきであると考えるのは述べたとおり。ただ、それでは、日本のお寺も可哀想だから、600年間大事に保管してきた保管料を韓国側は支払うべきであろうと思う。

元々、自分のものだからといって盗み取ってゆくなどというのは、さすがに韓国人だなと感服せざるを得ない。

その論理でいえば、使ってしまったお札も、元々自分の手元にあったものだから盗んでも良いという論理になってしまう。
韓国では当たり前の常識なのかも知れないが、世界の大半の先進国ではそういう論理はありえないということを、知っておいてもらいたい。