私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

ナイジェリアのペテン師 その三

ナイジェリアのペテン師。
古典的な詐欺集団なのですが、欧米では引っかかる人がかなり多い模様。

日本での被害が少ないのは、日本人は英語ができないからという単に消極的な理由で助かっているに過ぎません。

事実、前回の記事のような英文メールだったら、たいていは読み捨てられてしまうと思います。

ただ、日本でも被害がまったく出ていないわけではありません。
事実ジェトロでも注意喚起を行っています。


今回のアンダーソンさんのメールはジェトロの注意喚起からは少し進化している形です。

まず、注意深くイギリス在住の弁護士がイギリス内で行っているビジネスのケースを装っていること。アドレスにしても、本文内の偽住所にしてもイギリスだと言い張ってます。

また、前回のメールにあった、偽ホームページもちゃんと存在していること。(本日現在、つながりにくくまだ、全頁存在しているか分かりませんが、メールを受け取った時点では生きておりました)

そのホームページの中ではアンダーソン博士の写真も載っております。
(まったく関係ない人間の写真を無断使用しているのですが、使われたほうはたまったものではありませんね)

そして、ターゲットを日本人に向けたこと。
これは東日本大震災の被害者は日本人なので当然です。
このあたりが私の感情を逆なでしました。

メールには、もちろんお付き合いで丁重に返信。
「私の親類にはもちろん<すすむ>という人間はいない。よって私は彼の血縁ではない。もしもあなたが、日本で彼の血縁親族を探す手段を持っていないなら何らかの方法で助けてあげられるが如何か?」

ペテン師から人探しの料金でも取ってやろうか。

(続く)