私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

新聞奨学生に寄せて

毎月25日前後。
我が家にも新聞の集金が来ます。
 
集金人はうら若いオネイチャン。
ついこの間までは少女だったと思うような子です。
我が家で応対するのは一番暇な私。
 
普通なら働きに出ていて、いないはずのオッサンがなぜこんな時間に毎回、家にいるのかと怪しむ反面、オッサンの顔が恐いのでしょうか、いつもまなざしは下向きで視線を合わせません。
 
ちなみに、我が家では新聞の集金人は昔から人気がありません。
毎月給料日の25日めがけてやってくる「敏さ」がせこいと話題の種だからです。
 
けれど良く考えれば、この少女然とした新聞奨学生に悪意はありませんよね。代金を取りっぱぐれないように25日に集金をさせているのは読売さんですから。
 
新聞配達のアルバイトで学生生活を送った自分が、集金の奨学生をきついまなざしで見ていることを、改めて恥ずかしいと思いました。
 
「こんな恐い顔のオッサンも元々、新聞配達のアルバイトのおかげで、人並みの学生生活を送れたんだよ」とやさしく接してあげればよいのかなとも思いますが…
 
オッサンは言葉少なく、笑顔が苦手な人種なんです。
 
どうぞ今までの非礼は許してあげてください。