私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

タブー

 
 
 
不可触なタブーで総スカンを喰らいそうだが、まああまり読者もいないブログではあるし、敢えて書いてみる。
 
大震災以前にも原発反対の運動はあったはずだ。
あまりにもエキセントリック(今でもそうだが)だったため参加をしている人はごく限られていたとは思うが。
 
また、一部の知識人からも警告が発せられていたとも記憶する。
 
そうした情報に接したとき、私たちはどのような反応を示したであろうか。
「なに馬鹿な事言ってる、絶対安全とみんなが言っているから大丈夫」といって鼻で笑っていた事もあろう。
 
事故が起きて今度は、安全神話に騙されたとの大合唱。
だが、本当に騙されたのだろうか。それとも騙されたと思いたい、騙されたことにしておきたい、そういう気持ちがないと言い切れるか。
 
世の中には絶対安全ということはありえない。
古くは原子力船むつ、最近ではJCOの被曝者死亡、柏崎刈羽の事故、もんじゅの問題。
 
これらの事故が起こってもなお、福島第一や他は絶対安全だと考えていたのだろうか。
過去において私たちは政府や企業が安全だといえば盲目的に信用するほど愚かであっただろうか。
 
否。
多かれ少なかれ漠然とした不安を感じ、いずれ何らかの事故が起きると感じていた人も多いはずだ。それでも、何のアクションも起こさなかった。そういう反応や対応に罪はないのだろうか。
本当に私たちは全面的に100%の被害者なのだろうか。
 
個人的に猛省する今日この頃である。