原発再稼動に思う・補遺1
「空白の一時間」
3月11日午後2時46分地震発生。
福島第一での震度は震度6強。
この震度は耐震指針に示されている震度6.5にほぼ準ずるものであり、想定外ではない。
最大加速度で2割程度想定を上回ったが、東電発表の最大加速度であり安全思想に基づけば実質おおむね想定どおりだっただろう。
ちなみに、柏崎刈羽は福島の最大加速度の半分程度の想定値に基づき設計されている。
筐体、圧力容器、配管類、冷却機能、電源、その他、ほぼ想定どおりの地震に対して、健全性を保てていたのだろうか。
想定どおりの挙動を示したのか。
とても怪しい。
説明によれば、センシング類は津波で機能不全に陥ったことになっているが、それでは来襲の3時42分までのデータは存在しているはずである。
しかしながら、本日現在、その1時間に起きていたことの説明がなされた記憶がない。
原発再開を推し進めるのであれば、東電、政府は詳しい説明の必要があると思う。