私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

♪♪つづく間抜けなエアルート、エアルゥ~トォ~♪♪

 
貧乏でせこくて且つ無茶な会社に勤めるとまともな会社ではめったに味わうことの出来ない興味深い体験が出来ます。
 
それでは
♪♪つづく間抜けなエアルート、エアルゥ~トォ~♪♪の始まり始まり
 
<私的に第一位>
成田発、ヨーロッパでの仕事後・成田経由、アメリカ行。
(背景)外資系の貧乏日本法人に勤めており、本部のヨーロッパで会議があった直後アメリカでも仕事をしなければならなかった。
格安海外航空券の帰路は同じ空港に戻るのが原則だった時代。(今でも?)
 
成田発。格安JALでヨーロッパへ。イギリス・イタリアで会議のあとヒースローで帰国便に乗り継ぎ成田へ帰着。同じ日の成田出発の格安UAでシカゴへ。
なんと、成田トランジット。ただ、正確に言うと成田では一度入国して再出国しているのでトランジットではないが・・・
なんと大らかな時代。今そんなことをすると要注意人物とかで事務所に呼ばれそう。
 
ヒースローから夜間飛行で、成田まで12時間半。昼前に寝不足ヘロヘロで帰国して、同日の午後、同じく11時間半の夜間飛行便でシカゴ・オヘアへ向かう。
アメリカに着いたときのコンディションは推して図るべし。
いくら格安だからって機中連泊させないでください。一応仕事で出張でしょ?
 
ロンドン到着。
 
 
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成田で入国、同日再出国
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シカゴ着
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あまりにもかわいそうだからといって、訪問先の会社がマイルを分けてくれて帰国便はビジネスクラスへアップグレード。本当にありがとうございました!!
 

さて、激しく間抜けなエアルート。
成田・ヒースロー・パリ・ヒースロー・成田・シカゴ・リンカーンでヘロヘロというお話。
 
ところがこれには、尾ひれがあります。
 
乗る予定だったシカゴからの帰国便が故障で飛べないことになり、心優しきUA様がロサンゼルスからの便だと夜の出発で日本に帰れるからと予約変更をしてくれました。
 
で、シカゴから、急遽国内線でデンバーへ向かい、更にデンバーからロサンゼルスへ。
何とか間に合って、成田への航空機に乗り込んだところ、なんとこの便も故障!!
機内で何時間も待たされた挙句、やはりその日は飛べないとのことで、一旦降ろされてロサンゼルス空港付近のホテルで一泊させられることに。
 
UAカウンターへ戻って、ホテルのバウチャーをもらう。
当時の航空券は今と違ってとても薄い複写紙の4枚綴り。
その帰国分にアップグレードのエンドースメントのスタンプやらルート変更やホテルバウチャー発行済みだとか出発日変更だとか記入されるし、電話は3箇所3分まで無料とか、夕食は18ドルまでとか書かれたポストイットみたいな小さな紙切れ張られて、こちらもヘロヘロ、ぞんざいに扱われて私同様ほぼ千切れてました(笑)
あれ以来、あんなに無残な姿になった航空券は見たことがありません。
 
それに、預けた荷物は貨物室に積みっぱなしとのことで返してもらえず、着の身着のままで全室スイートという不思議なホテルにチェックイン。
仕方なく歯磨きセットだけはホテルに言って用意してもらいました。
結局シカゴから直行便で翌日帰っても結果は変わらなかったという落ちです。
 
最終的には、成田・ヒースロー・パリ・ヒースロー・成田・シカゴ・リンカーン・シカゴ・デンバー・ロサンゼルス・成田というエアルートとなりました。
 
やっと帰国です!!
 
 
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その後、会社のせこさが少し緩和されて、地球一周の航空券でもいい事になったときは嬉しくて嬉しくて秘かに涙しました。
 
 
 
書いた記事の無駄な飛行ルートを地図上にプロットしてみました。
 
成田・ヒースロー・パリ・ヒースロー・成田・シカゴ・リンカーン・シカゴ・デンバー・ロサンゼルス・成田というルートです。
 
スターアライアンスではなくワンワールドインタラクティブマップなのでリンカーン空港ではなく同じネブラスカオマハになってます。
 
その一
成田・ヒースロー・パリ・ヒースロー・成田分
 
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で成田で乗り換えて、
シカゴ・リンカーン・シカゴ・デンバー・ロサンゼルス・成田
 
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合計27292マイルです。
 
もうひとつ無駄に長いのに乗った経験がありますので後日アップします。
 
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