私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

Dishouse

テレビでユーロ危機を取り上げている番組があり、それを見ていたところ、スペイン語で立ち退きを意味するらしい張り紙が映った

私はスペイン語は解さないが、ラテン語系であれば英語の語源の一つであり、直感的に理解できることがある。試しに辞書で調べて見たら英語にもやはりあった。

Dishouse

なんと、悲しい響きの単語だろう。

英語を使ってビジネスを25年近く行ってきたというのに、いまだに知らなかった単語があったことにも驚くが、立ち退きなんていう言葉が日常的になってきた証拠だと思うとぞっとする。

ブログ上で交流がある方が自宅を売却して、他の地方に移り住むそう。
立ち退きではないが、Dishouseという英語の意味では同様だ。

会社の借金を背負わされた結果なのだろう。取締役は多額の報酬をもらえて羨ましいなどといまだにいう人がいるがとんでもない。取締役は会社に対して無限責任である。一部の大きな会社を除き、今のご時勢、取締役が片手で団扇を扇いでいられる企業はそんなにない。

その点、私は幸いだった。親会社からの借入金は減資で帳消しにしてもらったし、このご時勢に築18年の物流倉庫が6億円で売却できたので(それでも購入時の五分の一だが)社員にも退職金+αを支給できた。

番組を見ていて、「ユーロバブルさえなければ、会社は存続していけたのに」と一瞬思ったが、おそらくそうではないのだろう。
私には経営者として根本的に実力が欠けていたのだ。
ユーロバブルがなくても、会社はなくなっていたに違いない。