経済人の無節操さ
最初に断っておきます。
私は反原発ではありません。
理知を尽くして使えばこれほど画期的なエネルギーはないと思っています。
化石エネルギーが早晩枯渇したあと、人間がいかに現在以上のQOLを維持できるかと言うことを考えると、絶対に手放すべきではありません。
が・・・、経済団体が原発全面廃止反対という論理はには納得できません。
なぜなら、そこには安けりゃいいという短絡的な発想があるからです。
本当に原発は安かったのでしょうか。
原発からのエネルギーはこれからも安いのでしょうか。
そもそも、安いか高いかだけの発想しかできない経済界の意見を基に国家戦略を決めるなどと言うベラボウな話がまかり通っている事態が異常です。
もちろん、経済人に国家を論じる権利などありません。
彼らは単なる「いくら儲かりまっか」の人間です。
国は人といった偉人がおります。
それが、いつしか、国は金と読み替えた人間ばかりが大手を振るっていると言う自体が悲劇なのです。
儲かりまっかで出て行った中国では本当に安かったのですか?
日本に猫が後砂をかけるように出て行った企業は今回の騒動はどのように映るのでしょう。
それでも儲かってまっか?
中国も原発も。