私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

ツガルカイキヨウナミタカシ

北海道の父からメールがあり、ここ20年に例を見ないほどの大雪だと。
フランスの友人からはこちらは雪は降ったが暖かいと。
アメリカの天気図を見るとフロリダでは季節はずれのトルネード。

今年の偏西風の蛇行はあちこちで変な状況をもたらしている。
国内に限って言えば、雪の多さだろうか。
北海道は例年になく遅い初雪のあとのドカ雪
日本海側では除雪費が早々に底をつくほどの大雪。

秋に若松に行ったときに現地の人が行っていた「今年は雪が多いぞ」という予測が当たったようだ。
状況は昔、教科書で見た覚えのある三八豪雪に似ているような気がする。

ということで三八豪雪を検索してみたが、雪の心配もさることながら、なんだかとてもなつかしい感覚に襲われた。

「裏日本」とは今は言わないし、天気図もテレビのものに慣れてしまった所為か記号がやけに懐かしい。

イメージ 1
北の風、風力5、雪。
これだと津軽海峡は大荒れだろう。
フランスの友人宅の天気がどうなのか調べるためにスイスの気象局が出している天気図を見たときに同じような記号が使われているのだが・・・

国内のテレビではほとんど見かけない。
日本ではもう使われていないのか?
と思って、読売新聞の天気図を見ると有る。
変わっていなかったことにまずは一安心。

最近は、変わることが多くてその変換で頭の中が忙しい。
古くは「ミリバール」が「ヘクトパスカル」になったり、「キュリー」が「ベクレル」だとかになった。

受験生時代には夜中、頭が疲れてきた頃に流れてくるNHKの天気概況。
稚内、北東の風、風力5、雪、980ミリバール、マイナス12度、ナホトカ、北東の風、風力4、晴れ、13ミリバール、マイナス21度、ウラジオストク、北の風・・・」

延々と天気の読み上げが続く。これをボーっと聴いていると何故日本の放送なのにソビエトの都市の天気まで読み上げるのかという疑問が頭をよぎるが、その時間には子守唄代わりになってしまっていて・・・

「ツガルカイキヨウナミタカシ」は北海道の受験生が内地(本州)の学校の受験に落ちたときに打電されてくる電報の典型。

気象通報が子守唄代わりになってしまった私も無事「ツガルカイキヨウナミタカシ」を受け取ることとなった。