日本の首相(再掲)
総理の寿命といっても生物学的なものではなく在任期間のことである。
マスコミが大好きで愛してやまない論調「最近の日本の総理はコロコロ変わると外国では報じられている」というもの。
視聴者は「ああそうか、日本の最近の総理はそんな風に思われているのか」と信じて疑わず、思考停止。
本当だろうか…
それでは何年総理であればコロコロではないのだろう。4年任期以上か?
新憲法下、2年半以上在任期間のあった総理は果たして何人いるか。
のたった7人である。残りは2年半持っていない。田中角栄でさえそうだ。
逆にコロコロした人たちにはどんな人がいるか。
1年未満の総理は…
病に倒れた石橋氏を除いて同じく7人
残りの総理が1年以上2年半未満の在任であり、総理候補が声を揃えて叫ぶ4年任期全うは夢だ。
それでも、1年以上2年半未満の総理全員に存在感はなかったか。
コロコロ変わるから国際的なプレゼンスがあった総理はいないのか?
そんなことはなかった筈だ。
ではなぜ、最近の総理は満足な政治が出来ないのか。
そのあたりを分析することにより、日本の現状打開のヒントがあるような気がする。