私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

子供をあやす

放射能で汚染されてしまった地域。
一般的な常識で高線量に汚染された場所に人が出入りできるようになるには60年後と言われている。

除染しても除染しても山から下りてくるセシウムトリチウムは完全には防げないのに、いまだに政府も東電も「まもなく帰れます」の態度を崩さない。

それどころか、「絶対の安全」が確保されたわけでもない地域への帰還事業を進める始末。彼ら役人や政治家には、毎日その地域の土をご飯に混ぜて食べて欲しいと思うほど悔しい。

子供をあやすというのは子供が喜ぶことをして機嫌よくさせること。
一歩進んで、真実ではなくとも子供が喜べばそれでよしということもある(北海道だけの方言か?)
とにかくあやして、泣き止ませてそそくさと立ち去る。

政府も東電も、被害地域の人間をあやしているだけではないのか?
時間が経てば忘れるだろうと?
その内、気が変わるだろうと?

それよりは残酷であるけれども、真実を告げ、「60年は帰れない、他の地方の国有地と相対で交換するので移住して欲しい」と言えるだけの誠意を持った政治家はいないのか。

いつまでも未練を残させるような現在の政府の対応ははっきり言って犯罪である。