私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

正論を一読して…

正論という雑誌、10月号の表紙に興味を惹かれたので、入手しようと思い書店へ。残念ながらすでに11月号が発売されていて、それが創刊40周年号だということ。
ここ最近雑誌など買ったこともなかったなと思いながら、740円を支払ってかばんの中へ。

保守系雑誌という謳い文句だが、読んでみて正直がっかりした。
雑誌にというより、寄稿されている文章にである。
ほとんどが「リアクション」であるからだ。

会社ではよく言われることであるが、いわれることをただやる「リアクション」ではただの社畜であり、一流になるためには「プロアクティブ」であれと。

雑誌に寄稿されている論調は、残念ながら「リアクション」の塊でしかない。読んでいてあまりにもつまらない画一的な反応に、途中で投げ出したくらいだ。

要は、反日というターゲットにされたことに腹を立てて反駁しているに過ぎず、負け犬の遠吠えばかり。
今の日本の保守というのはこういう人たちのことを言うのかと、あまりにも無常観漂う読後であった。

韓国のドラマや歌曲を垂れ流している、フジサンケイグループの雑誌だと分かっていながら、買ってしまった私も悪いのだが。

どうして、日本の立ち位置をもっと世界的観点から見られる保守人は居ないのだろう。これだけの著名なオピニオンリーダーと称される人たちの誰一人として日本という国を世界の中でどういう立場に持ってゆきたいのかまったくビジョンもなく、単に隣近所の悪口に「リアクション」しているだけでは、お先真っ暗というしかほかはない。