忍耐力と集中力
先日も記事にした燃料棒移送の件。
綱渡りだと論じている新聞もありますが、危険度はそれ以上です。
後ろ向きの仕事、JR北海道の例を挙げるまでもありませんが、人間というのは「のらない」仕事については注意力も集中力も散漫になります。
どうしてかは脳みそを調べてくれる学者さんにお任せいたしますが、人間の心というのは不思議でなりません。
「やっつけ仕事」というのでしょうか。
福島原発では一人の例外もなくそう思っているはずです。
手順だ、方法だ、と皆騒いでいるわけですが、本当に重要なのは携わっている人間の意識なのです。
今の意識レベルで、あと1500本もの燃料棒を無事に移送できるとは思われません。
本来、従事者の方々には少なくとも国会議員以上の報酬を支払って正しく作業をしてもらう必要があると考えます。
作業員はえたひにんではないのです。
そういうところが分からない人たちが指揮をするべきではありません。