私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

アメリカの完全な敗退

米国防長官「識別圏設定は手続きが問題」

12月5日 10時36分 NHK NewsWeb

中国が東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したことについて、アメリカのヘーゲル国防長官は「それ自体は特別なことではなく、最大の懸念は事前の調整もないまま突然行われたことだ」と述べ、問題は防空識別圏を設定したことではなく、手続きだとの考えを示しました。
中国政府は、先月、沖縄県尖閣諸島の上空を含む東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定し、この空域を飛行する航空機に対して、事前通告などを行わなければ武力による緊急措置をとるなどと警告しています。
アメリカのヘーゲル国防長官は、4日の記者会見で「中国は防空識別圏を撤回すべきか」という質問に対し、「防空識別圏の設定自体は新しいことでも特別なことでもない。最大の懸念は事前の調整もないまま、突然行われたことだ」と述べ、問題は防空識別圏を設定したことではなく、その手続きにあるという考えを示しました。
会見に同席したアメリカ軍の制服組のトップ、デンプシー統合参謀本部議長も「防空識別圏の設定が問題ではなく、国際規範とは異なり領空に入らない航空機にも事前通告を義務づけることが地域を不安定化させている」と述べ、中国を批判しました。
アメリカは、バイデン副大統領が4日、中国の習近平国家主席との会談で、中国が主張する防空識別圏を認めないとして深い懸念を示しましたが、国防トップの今回の発言は中国に対して防空識別圏の撤回までは踏み込まなかったかたちです。
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はなから予想していたとはいえ、なんとも情けない敗北の仕方である。
尖閣諸島の問題も、中国が強制手段にでれば、同じ論理で、アメリカは中国を支持するのだろう。
 
中国は、アメリカの国防当局から担保を得たようなもので、今後大手をふるって、尖閣を占拠するだろう。
 
そうすると、日本はどう対処するかは本当に見ものだ。