パソコンの新規導入および移行
社内のパソコンを一新するということで知り合いの社長さんが安いハードを見つけてきて、残念ですが契約してしまったようです。
パソコンの移行について、大抵の経営者は軽く考えていると思います。
単に、データを移すだけだろう?わしでもできる、と。
個人のパソコンなら確かにそうかもしれません。
けれど、会社のパソコンはハードよりソフトが命なのです。
特に、肝というべき会計、経理データ。
これが移行できないと致命傷です。決算業務もできなくなります。
さらにXPで動いていたからといって同じCDのセットアップソフトが、その後のOSに対応していると考えている人が多すぎます。
むしろ、XPで動いていた会計ソフトはその後のOSでは新しいバージョンを購入しなければならないことを知るべきです。
ハードが4万程度のデスクトップ。しかし乗せる会計ソフトが20万だと伝えると、大抵の中小企業の経営者が絶句します。
彼らの中では、ITというのは機械のことで情報のことではないのでしょう。高いのは機械で、中身の情報は無償だと。
いまの世の中、機械よりも情報のほうがどれだけ価値があり、大切か分かっていない経営者があまりに多すぎます。
さらに移行にかかる時間さえ無視ですよね。
社員の時間をどれだけ消費するか、電卓をはじけば専門家に任せるほうがどれほど経費削減になるか分かるはずです。
そういうことに気がつかない経営者は、昔とった杵柄で自分たちで移行をしようとしますが、うまくいった例を見たことはありません。
大抵ソフトの欠落とか、不足とか、重複とか。結局リカバリーに二重の時間と人手をかける羽目になり安物買いの銭失いになるのが落ちです。
自分の過去の知識を過信するのはやめましょう。
気合だけでパソコンの更新はできないことを分かって欲しいのです。