アメリカの迷走(2)
アフガニスタン戦争でもミサイル攻撃中心。
かろうじてサダムフセインは捕らえることができたものの却って中東に現在まで続く混乱を生じさせました。
そして、今回のシリア内戦とIS。
いまだに、消毒で相手を降伏させられると夢を見続けています。
その根本には、相手の中に、アメリカで言う大統領のような絶対命令権限を持ったものがいると錯覚しているからなのです。
あいにくISにはそのような存在は無く、アメーバ型の組織です。小規模部隊の命令者はいますが、それをまとめる司令はいません。
それぞれの部隊が好き勝手にISを名乗っているだけです。
アメリカではそういう戦争を行った歴史はありません。
南北戦争でも、相手には必ず総司令がいて命令を出し、兵士はそれに従うという戦争でした。
日本は類似の歴史を知っています。
そうです、戦国時代です。
それぞれの部隊は規模が小さく、数が多い。
ISを壊滅させるヒントは、もしかすると日本の戦国時代にあるかもしれません。