私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

大坂夏の陣

いよいよクライマックスの真田丸。今日も見入ってしまいました。
かなり娯楽性の高いつくりになっているため批判も多いようで、うちの妻も「あの時代にアニキなんて呼ぶわけないじゃん」と批評しておりますが、まあそこはそれとして。

ちなみに大日本史料というものがございます。
東京大学東京帝国大学の流れを引き継いで編纂しているものですが、気の遠くなるような長い時間の作業を続けて日本の通史資料を集めているもので、おかげでどういう歴史があったのかを客観的に知ることができるものです。
どのような方々が作業に携わっているのかわかりませんが、その気の長さには唯々敬服する次第です。

その大日本史料の中でも大坂夏の陣は、1200ページ以上のボリュームがあります。丸々一冊分以上です。一冊といっても文庫本の類ではありません。辞書と同じようなものが一冊です。
夏の陣はやはり、日本の歴史上類を見ないほどの特異な戦いだったのでしょう。

大日本史料は未完ですが、歴史を知るにはとても良い参考書だと思います。
ただし、一言言わせてもらいたい。大坂夏の陣の前まではやはり慶長二十年だと。
元日にさかのぼって年号を変えるのが制度なのでしょうが、夏の陣にはしっくりこないのです。元和に改元したのは夏の陣があったからこそ。
慶長二十年だけはまげてお願いしたい。