民主の良心墜つ
良心と断ずるのは反菅びいきの色眼鏡か。
はたまた報道を通じてしか彼の姿を知らないからか。
いや、さもあるまい。
一般人からのみならず、政治家からも与野党の壁を越えての弔意が少なくないという。
小沢寄りであるという批判を受けていたことも知っている。
それでも猶、私の目には至極まともな意見を持っている人だと感じた。
マスメディア系の出身であるにも関わらず、インテリぶったところが無く、変に左にかぶれていなかったことにも好感が持てた。
同じマスメディア出身でもソーラーパネル数百万戸分配布すると約束して、やっぱり止めたという軽い人とは一線を画していたように思う。
目立たない人だった。
いや、別の意味で目立っていたのかもしれない。
大きな人二人に挟まれると、「連行される宇宙人」を髣髴とさせるあの容姿。
主義主張や名前は知らなくても写真を見れば、「あ、あの人」と思い出させるだけのインパクトが有る。
ただ、そのインパクト故、ご婦人層には人気が無かったようだ。
テレビ政治の弊害を受けた一人であろう。
上では、是非角栄氏と胸襟を開いて語り明かして欲しい。
日本は今、理想とする国からは程遠いと。
お二人の道は違っても目指すところはきっと同じであったのだから。
駄文を哀悼の意に代えて。