私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

ちはやふる

もういくつ寝るとお正月。
最近、百人一首を主題にした漫画が流行っているそう。
ちはやふる。神の枕詞。私には「ちはやぶる」の方が馴染み深い。
 
いずれにしても雅な遊びですよね。
上の句を読んで下の句の札をとる。記憶力も必要です。
私はどうしても上の句と下の句がつながりません。
 
普通の取り札は綺麗なお姫様やお坊さんが紙の札に描かれていていかにも日本の伝統工芸品といった趣です。
実際、外国人の友人が帰国する際にお土産として持たせてあげると喜んでもらえます。
 
ところが、私の故郷での百人一首は雅からは程遠い。
上の句は読みません。下の句だけを読みます。
取り札は木製の板で豪快に句が筆書きです。絵はありません。
下の句読んで下の句を取る。要はただの早や取りかるたです。
 
取り札が沢山あるうちはよいのですが、少なくなると大変。
句の一文字、いえ、読み手の発音が始まるか始まらないかのうちに手が伸びます。速さが命。
取り札を取るというよりは、叩く感じ。横から飛ばすというのもあります。
不幸にも取り札を顔で受けてしまうこともあります。痛いです。
 
取り札が割れているのがあって、針金でつないで留めてあるのを使っている家庭もありました。
ということで、下の句は覚えていますが、上の句は余り知りません。
 
先日「ちはやふる」の車内広告を見て、懐かしく思い出しました。
 
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