私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

儲かる話

新年なので、景気のいい話題がよいなと思ったので書きます。
かなりの確率で儲かる話。
 
ヨーロッパに本社を置く「メトセラ社」があるとします。
日本にも子会社「メトセラジャパン」があり、「メトセラ」が唯一の株主です。
 
親会社は子会社に製品を供給して、子会社は粗利の半分を株主である親会社へ配当します。
 
さて、上記の条件で2008年と2011年の12月の違い。
分かりやすくするために単純化
メトセラは製品一個をどちらの年も1000ユーロでメトセラジャパンへ卸し、メトセラジャパンは1600万円の製品買い付け予算を持っているとします。
メトセラジャパンは製品ひとつ48万円で日本の市場で販売します。
 
さて、親会社の儲けは?
 
2008年
買い付け予算が1600万=10万ユーロ。ということで100個買えました。
売り上げは100x48万=4800万。
メトセラへの配当は4800万÷2÷160円=15万ユーロ。
 
2011年
買い付け予算同じく1600万=16万ユーロ。で160個買えました。
売り上げは160x48万=7680万。
メトセラへの配当は7680万÷2÷100円=38万4千ユーロ。
 
2社とも何の努力をすることなく配当が2.5倍となりました。
為替とは本当に不思議なものです。
海外での株式運用は言葉の問題などがあり難しいですが、上記のような条件で商売をしている企業がヨーロッパには沢山あります。
これに投資しない手はないでしょう。
 
敢えて触れると、日本企業ではまったく逆のことが起こっているとも言えますね。
 
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