何故だろう?
池波先生の時代小説が好きで、昨晩も酒の朋で一冊読み終えた。
舞台は深川。短い間だったがその周辺で働いたことがある。
横十間、北十間、小名木、仙台掘、横川などとても馴染み深い川の名前が出てきて、「江戸時代にはそんな景色が広がっていたのか」と度々に想いを馳せて無聊を慰める。
ところで、深川を東に行ったところに東陽町という土地がある。
理由はない。ただその土地に立ったときに「あ、ここ駄目」と感じるだけ。
ところで中国語での「水土不服」という言葉。
住んでいる土地の環境が合わなくて体調が不良になったり、病気に罹りやすくなったりする事。
そういうことなのだろうかとも考えたがどうも違うようだ。
どちらかというと「気が合わない」と言った感じ。
土地と気が合わないというのも変な話だが、自然に湧き起こる感覚なのだから仕方がない。
「ここに来ることになったら最後だぞ」という心の呟きも聞こえる。
地磁気の影響なのだろうか。よく分からない。
特に駅から東や南の方角が苦手だ。