革命記念日
以前は毎年、この時期にフランスへ出張していたものだ。
7月15日から会議があるというので、7月14日には現地入りする。
ところが、7月14日は革命記念日で、それでなくとも田舎にある会社だったのでレストランがほとんど閉じてしまっている。
ホテルのレストランでさえ営業していない。
なぜ7月14日前後にわざわざ国際会議をやらなくてはならないのだといつも怒り心頭。
理由は単に、まもなくフランス人たちは長いバカンスをとるから、この時期しか集合できないという簡単な理由。
しかし、中国人はぶれない。街にある中華料理店は他国の革命記念日には見向きもせず営業している。ある意味立派なものだ。
おかげで、私も中華料理とビールにありつけたのであるが・・・
フランスに行く人は7月14日は避けたほうがよいと思う。
ちなみに、フランスも中国も市民革命があったが、日本では革命が起こらなかった。
そのことが、本邦政府や役人たちの専横を許す遠因となっていると思う。
市民は怖いものとの意識が全くないし市民もそんなこと不可能だと思っている。
かたや上記両国は傍から見ると異常なほどに市民の動向に気を配る。
そんな歴史的違いから、日本ではデモのやり方もへたくそだし、一般市民の共感を得られない活動屋主体のデモに成り下がってしまうのだ。
動員数も水増しして発表するのは政府が嘘の情報を流すのと表裏一体。
どちらも結局は同じ穴のむじななのだと感じるのは私だけだろうか。