ならぬものはならぬものです
時々出かける会津若松にはいたるところにこの言葉が書かれている。
「ならぬものはならぬものです」
小児教育に昔から使われている言葉だそうだ。
日本語というのはかくも難しいものかと実感させられる言葉である。
だいぶ以前の話だが、まだ社会党が有ったころ(今でもあるのかも知れないが)女性が党首になったことがある。
彼女のキャッチフレーズは「だめなものはだめ」
首題の「ならぬものはならぬものです」と同じように思えるが実際聞いてみるとはっきり違いが有ることが分かる。
「だめなものはだめ」ははっきり言って思考停止のヒステリー。
「ならぬものはならぬのです」は説諭。
自分が子供だとして、どちらで叱られたいか。
もちろん後者だろうと思う。
今の世の中、いかに思考停止のヒステリーがまかり通っているか。
これでは健全な子らが育つはずがない。