私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

相棒!!

平日の午後、時間があればテレビ朝日の「相棒」を見るのが日課

何度も再放送されてるのですべて見たと思っていましたが、今日見たのは初物でした。

さて、以前いろいろ新しくなった相棒に実は幻滅しているということを書きましたが、巷ではそんなうわさも聞かないのも事実。

当時の相棒の監督は和泉さんと言うらしいです。
この人は、なんとエロ物の監督出身だそうで、いわゆるAVを何本も監督しています。

そういう監督だからこそ、あそこまで「相棒」の制作に自分自身のこだわりを持ち込めたのかもしれませんね。

マーケティングに携わった者として一言いいたいのです。
純文学が崇高で、商業文学が卑しいということの評価自体が間違いです。
商業作品に名作が無いというのはあまりにも評論家の自己欺瞞です。
むしろ、現代においては商業的に成功する作品の方に名作が多い。

売れるということを否定するなら、なぜ無料配布しない?
いまやインターネットは当たりまえの世の中。
自分の書いた純文学作品を単にネット上で無償配信すればよいはず。

逆説的にいうと無償配信されているものはすべて純文学であるといえます。が、商業的に成功した作家が、そのような行動に出たことは例がありませんし映像コンテンツでも同じです。

そういう意味では売れなきゃ食い詰めるという体験を持っている和泉監督が指揮した商業コンテンツである「相棒」が面白いのは納得できます。

実社会のマーケティングは微妙です。
てにをはを間違えただけで何割も売り上げが変わることさえあります。
映像社会も同じなのでしょう。微妙なところに対するこだわりが実はとても重要だったりします。