狂乱のマイナンバーカード
マイナンバーカードの交付が始まって、4か月が経ちました。
当初の混乱というか狂乱は収まり、静かになってきましたが、自治体によってはまだ申請者の十数パーセントしか交付が終わっていないというところもあるようです。
なぜこんな混乱が起きたかといえば、制度設計がお粗末だったから。
マイナンバーカードの申請者で一番多いのは申し込みが義務だと思った方々。
後期高齢者が多く、時間が掛かることに対して強烈なクレームをつける人たちはこの層がほとんどです。「こんなに時間が掛かるんだったらいらない」とか「なんでこんな面倒なものを作らなくてはならないのか」といったかなり的外れなクレームが持ち込まれます。
また、病床で身動きの取れない身内の分を申請して、本人が取りに来られないというケースもよくありますが、それもやはり申請が任意だと理解できていない人たち。
次に、日本語が読めないために申請が必須だと思っている外国人居留者。
ここまでは、本来マイナンバーカードを作らなくてもよい人々で、申請者の80パーセントから90パーセントを占めると思われます。
次に多いのは、写真付きの身分証明書を作りたくても作れない生活保護の受給者。
なぜかわかりませんが、在日の方々も申請者が多いです。
今のところカードが本当に必要な方々はほんのわずかです。
申請が必須だと思わせた制度設計と税金の無駄使いは猛省を!!