けっぱれ・三鉄
車での行き来が不便だった昔、さぞ重宝されていたのだろうと思う。
今回の津波で大きな被害を受けながらも、不屈の根性で発災5日目に一部の路線を復旧し、手旗信号で運転を開始。運賃も震災割引だ。
おそらく地元の人に心強いエールとなったことだろう。
ただ、元々経済的基盤の弱い運営会社なので、流された橋や線路の復旧には限界があるという。
南リアス線は今でも全線不通。
いくら代替バス輸送があるとはいえ、やはり地元とすれば、速い列車のほうが便利だろう。まして、駅中心に発達した街がほとんどだ。鉄道にはシンボル的な意味合いもある。
復旧費用は120億程度とのこと。それほど大きな金額ではない。
国が無利子貸し付けなどで費用を肩代わりすることは出来ないのだろうか。
個人的には三陸鉄道が全線通じたときに初めて被災地の復旧が本格化したという言葉を使いたい。
けっぱれ・三鉄