私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

渡船国道

近頃、よく目にする「酷道」という言葉。
この「酷道」にあたるかどうか分かりませんが、ついこの間まで、北海道には船で渡る国道がありました。
 
学生の頃、自転車で旅行をよくしていたときに私も載って渡ったことがあります。
 
国道336号線、浦幌の十勝川にありました。
上流に行けば38号線の大橋があるのですが、ちょっと遠回りになるとのことで336を行くことにしました。
 
地図上では両側に赤い線の国道が載っているのですが、どう見ても、川に橋の掛かっている様子が見えません。
 
まあ、だめなら38号線を迂回すればよいかと気軽な気持ちで行くことに。
河畔に着いてみると、渡し舟の時刻表が。
確か、毎時一本とかそんな感じだったと思います。
 
川には一本の細いワイヤーが対岸まで渡されていて。
なんとなく想像できましたが・・・
これほど、小さい船とは・・・
 
観光地の手漕ぎボートとさほど大きさが変わりません。
船頭さんがワイヤーを手繰って進みます。
 
友人と何台かで行きましたので、一度では渡りきれず、2往復。船頭さん有難う御座いました。
 
実際、当時の336はひどいものでして。全面未舗装。
豊頃あたりから、広域農道でも走ったほうが、大樹に着くのが早かったのではと思います。
 
途中、生花苗の湖畔でテントを張ってカレーの夕食にありついたのは日暮れ間近でした。
 
今では、336には立派な橋が架かっています。