私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

【レーダー照射】中国、「捏造」と反論

「嘘の発表で事実と違う」中国国防省が全面否定(02/08 15:59)

 中国の軍艦が自衛隊護衛艦に射撃用のレーダーを照射した問題で、中国国防省は「日本側の発表は事実とは違う」と全面否定する声明を出しました。

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本邦側の(今時本邦などという呼称を使う日本人はいないと思うが敢えて)受け止め方として、政治家も学者も巷の人々も「中国のうそつきがまた始まった」という小馬鹿にした意見が大勢を占めているようです。

が、私の経験から言ってこれは大きな見当違いとしか言わざるを得ません。

彼ら中国側の言っているのは、日本の発表は事実と異なると言っているのであって、レーダーを照射していないとは言っていません。むしろ、2回しかレーダー照射を日本は受けていないといっているが、実は過去数十回にわたって行ったといっているようにも取れます。

そうであれば確かに日本側の発表は事実と違いますから中国の言っていることは正しいです。

それよりも懸念されるのは、中国政府がすでに軍のコントロール統帥権)を失っているということ。
軍はいまや中央政府の許諾なしに、好きなことを勝手にできるということを示威しており、中央政府はそれを止める力も権威も諌めるだけの見識も無いということが明らかです。

政府の指示が利かない軍隊は次にどういう行動に出るかは歴史が証明しています。そうです。クーデターです。シリアでもついに政府軍が政府を攻撃し始めました。

中国政府当局は、この現実を突きつけられて、大変混乱困惑しています。かつて共産党が悪者だったと非難されたことは一度も経験したことがありません。常に捏造に捏造を重ね、矛先を旧日本軍もしくは現日本国や周辺国家に向けてきた逃げの政治の賜物です。

が、今回は新指導者への抑鬱された不満が高いのでしょう。新指導者の統率力を試すかのように、次々と問題を起こし、解決能力を推し量っているのです。その如何によっては軍部の台頭が可能であり、今がチャンスとばかりに鵜の目鷹の目です。

そんなことにさえ思慮が及ばない本邦の政治家や学者ははっきりって鵜や鷹以下です。

重ねて言います。中国はすでに一枚岩ではありません。
政府が転覆するのは時間の問題です。
そのときに日本は同対対処すべきか。
それを考えて、二の手、三の手を撃っておかないと「こんなはずじゃなかぁったよね」と田原俊彦の三文歌のようになってしまいます。