言うは易く行うは難し
ダイヤモンドプリンセス号の問題が出始めたのは2月初旬。
国内、海外の様々なメディアが日本の対応を言い散らかしてましたが、どれも本質をついていたものはありませんでした。
ロジスティックを理解しない人たちには3700人という数字が何を意味するか想像もつかなかったのでしょう。
船内隔離がだめだとか。
雑魚寝の青函連絡船でもあるまいしほとんどが個室住まい。これだけの人数を隔離できる船内より設備の優れた収容先はどこにあるのでしょう。
検査が遅いとかいう非難もありました。
検査が遅いのではなく、乗客と乗客が接触しないようにしながらの検体の採取にどれだけ時間がかかるか、想像できた人はマスコミにはいないのでしょう。
さんざんに非難したアメリカではグランドプリンセス号への対応はどうなっているのか。船内隔離を否定した以上、陸上に輸送しましたがその後の経過を知らせるニュースはほとんどありません。
情報統制されているのか、本土感染が拡大しすぎてそれどころではないのか。
検体採取を打診した860人中の三分の二は拒否したそうです。拒否されても14日の検疫期間を過ぎれば解放せざるを得ないそうです。
国内のマスコミも日本たたき海外礼賛ばかりしていないで正しい情報を少しは発信してもらいたいものです。偏った報道だけ流しているようであればますますネットに地位を奪われることになるでしょう。