JUNKな週末、VISTAな週末 (5)
なぜ今更VISTAなのという疑問は自分自身でも感じないではありませんが。
Windows7は仕事でいつも触っているので、あまり面白みがないかなと思ったこと。
加えて、Windowsのバージョンのことも関係しています。
たいていの人はWindow7のバージョンは7、Windows8はバージョン8だと思っているかもしれませんがそれは違うのです。
Windows Vistaのバージョンは6.0、Window7のバージョンは6.1、Windows8は6.2でどれもバージョンは6です。
何故すべてが6のバージョンなのに7とか8とかをつけたのでしょうか。
マイクロソフトの思惑はわかりませんがユーザーは混乱していること間違いないでしょう。
おかげで、VISTAの受ける評価も変わってきます。
カーネルも大きく変わっていないのになぜ7が圧倒的に支持されているのか。
私はひとえに、VISTAの販売時期だったと思います。
XPが快適に動くハードでもVISTAには力不足のものがほとんどでした。
ほかにも原因はありますが、ほとんどはその誤解の所為だったとおもいます。
ハードのスペックがあがってやっとVersion6が動くようになったのです。
これがWindows7にとって僥倖だったのでしょう。
加えて、メモリーの使い方に少し工夫を加えたこと、および起動の際のソフトのデプロイメントをポストポーン(繰り延べ)する方式になったことで、素人ユーザーにとっては「なんだか起動が早い!」ということでWindows7の評価が高くなったのは間違いないことです。
例えていうなら、100の仕事をやるのに、いっぺんに100を机の上に載せられて「これ全部やれ」といわれるVISTA方式と、100の仕事のうちの10だけ最初に小出しされて、その上で誰かがいすの後ろで監視していて10が「やっと終わった」と思うとまた次の10をドンと乗せられるWindows7方式と。
これは個人的な問題ですね。どちらの進め方が好きか?と聞かれると「ウーン」とうなるしかありません。
いずれにせよ、Windows7は起動後操作可能になっても繰り延べ業務をこなしているためかなりしばらくはハードディスクへのアクセスが続きます。
私は個人的に、いつまでも切れの悪い小出し方式よりよりも、VISTA方式が好きです。
<続く>