私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

Intermission

 
 
 
いつ頃からだろうか。映画館に足を運ばなくなったのは。
いや、ハリウッド映画そのものを見なくなったというべきか。
画一化してつまらないと感じることが多くなったことが理由かもしれない。
 
モチーフは別々でも筋もラストもほとんど同じ。
視覚だけに訴える手法ばかりがもてはやされて、心理描写や背景の深さがない薄っぺらなものばかりになってしまったような気がする。
 
最近の日本映画には優れたものも多いが、すぐにテレビで放送されるので映画化にまで足を運んでまで見ようとは思わない。
家の環境が良くなったことも一因か。エアコンは当たり前。涼を求めて映画館へということもなくなった。
 
一つ目が当たると第二弾、第三弾と作られるものが多いが、一作目が優秀であればあるほど二作目、三作目のつまらなさが目立つ。
ロボコップなど良い例かも知れない。
そういう意味ではブレードランナーは幸運だった。
ETの封切りと同時だったので目立たず、続編が作られることはなかった。
 
昔は長い映画も多かった。
間にIntermissionという休憩時間があり、その間にトイレに行ったりして、また戻って続きを見る。
ベン・ハーや最近ではOnce Upon a Time in Americaなど。
長くても、続きを見たいと思わせる何かがあった。
 
最近、映画館に復権の兆しがあるという。
愚痴ばかりのIntermissionはそろそろ終わりにして、新作に足を運ぶ時期なのかもしれない。