私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

その後の日本

 
 
 
国家破綻、起きる起きないの議論が盛んだ。
しかし、原発の事例からも分かるように、起きたときにどうすれば良いかと言うことはすっぽり抜けている。
 
また、「想定外だった」で済まそうと言う事なのかも知れないが、日本をはじめ世界の各国が貨幣経済に重依存している現状を考えるとその影響は計り知れない。
ちなみに腐っても鯛、弱体化したとは言え、日本の経済活動は世界経済の12%を占める。
 
これほどの大きな国家が破綻した事は歴史的に見ても例が無いので世界がどうなるか誰にも分かるまい。
ただ、身近なところはある程度想像できるだろう。
 
まず、国債が無価値になる。
ということは、それを大量保有している金融機関の経営が破綻するだろう。
金融機関が破産すれば預金の払い戻しができなくなる。
 
次に日本円の価値が下がる。
円高が苦しいと嘆いていたことが懐かしく思い出される程。
最も身近な影響は食料品で、信じられないほど高騰する。
 
96%を輸入に頼っている、エネルギーも大打撃。
暖房冷房はおろか、電気に頼っているITもすべて停止。
交通機関も働かない。
 
消費税をはじめ、税金を上げる事で延命措置を計ろうというのが今の政治らしいが、果たしてそれで回避できるか。
とても怪しい。
 
それより破綻後の日本のあり方を考えるほうが有意義な気がする。