私も日本も再生が不可欠だ

日々の雑感です。興味を惹かれたこと、やるせない思い、昔話など思いついたままに綴ります。

北海道旅客鉄道?いえ北海道旅客金矢道

ICカードが共通化したとか、新幹線が営業速度毎時320キロになったとか。

よい話しか聞こえてこない鉄道業界でありますが・・・
その実、地方の鉄道運営会社はどこもアップアップです。

わが故郷の北海道も非採算路線を大幅に廃止したのですが、やはり台所事情は苦しい。

国鉄ってなに?という声も聞こえてきそうですが、かつて日本の鉄道は国有鉄道中心でした。それが証拠に客車の灰皿や切符の背景、青函連絡船にもJNRの文字が刻まれていたものです。Japan National Railwayです。

それが民営化されて現在のJRなんとかになりました。
関東圏はご存知のとおりJR東日本
JR東日本と略称されていますが、本名は東日本旅客鉄道株式会社。
わが故郷の北海道は北海道旅客鉄道です。

民営化にあたり、泣く泣く非採算路線を切り捨てた鉄道マンたちはもう二度とリストラはいやだ、リストラは利益が上がらないからだということで、会社名を鉄道ではなく「金矢道」、きんやどうではありませんよ。鉄の代わりに金偏に矢で登録しようとしました。

もうこれ以上金を失いたくない。鉄道を廃止したくないという思いだったとのことです。特に北海道ではあまりの廃止路線の多さに涙も枯れたとのこと。
結局金偏に矢の文字で登記できたのかどうかは分かりません。

しかし、未だに名残が残っています。印刷物に掲載されているロゴなど。
鉄の失が矢になっているものがあるはずです。

とても身近なJR東日本も「矢」の方を採用しようとしていました。
もしかすると、今でもどこかに葛藤の跡があるかもしれません。
偶然見つけられたら、その日一日はハッピーに過ごしてください。

金を失わないという文字を見られたわけですから。
私もお守り代わりにしたいところです。

昨今、俄か撮り鉄とかいう似非が出現して各方面に迷惑をかけているそうですが、鉄道マンたちのこんな思いを知った上で傍若無人をはたらいているのでしょうか。

純正な「鉄」からみれば放射能に汚染された「くず鉄」にしか見えません。